中堅社員とは、新人・若手社員と管理職の間に位置し、一定の経験やスキルを有している社員のことです。
社内の中心的な仕事を任されることが多く、周囲を巻き込みながら仕事をしていくことが求められます。
また自分自身の仕事だけでなく、上司の補佐役としてチームをまとめたり、後輩を支援・指導したりする役割も求められ、周囲の模範となる必要があります。
中堅社員研修では上記を実行するために必要な考え方やスキルを学んでいただきます。
カリキュラム概要(1日間想定/オンライン対応可)
テーマ | 実施内容 | ポイント解説 |
オリエンテーション | ※講師自己紹介、研修のねらい・概要の共有/受講者自己紹介・近況報告 | |
中堅社員の役割とは | 1)中堅社員の位置付けとは ~リーダー+フォロワーとしての立ち位置~ 2)中堅社員に求められる「リーダーシップ」とは 3)フォロワーとして発揮すべき「フォロワーシップ」とは 【演習】職場で発揮すべきリーダー(フォロワー)シップの検討(個人・グループワーク) |
期待される立ち位置を確認した上で、自分達に求められる具体的な要素=リーダーシップとフォロワーシップを学びます。最後は、これから発揮すべき「職場で発揮すべきリーダーシップ/フォロワーシップ」を検討します。 |
組織の活性化に欠かせない 「チームビルディング」とは |
【演習】いま企業=自社に求められる「強いチーム」とは?(グループワーク~発表) 1)チームビルディングとは ~求められるチーム活動・チームワークの在り方~ 2)チームが機能・活性化するための要素:目的~役割~手順~関係性 3)チーム活動を活性化する「ファシリテーション(対・集団コミュニケーション)」 ①ファシリテーションとは:その意義/ファシリテーターの役割 ②ファシリテーションの全体像:3つのフェーズとそれぞれのポイント ③チームにおける「会議・ミーティング」の目的と具体的な進め方 【演習】ミーティング実践ケーススタディ(グループワーク) |
「自社に求められるあるべきチームとはどんなものか?」を当事者として考察した上で、チームビルディングの考え方と必要要素について確認します。さらに、対・集団コミュニケーション=ファシリテーションのポイントと手順についても具体的に学び、仕上げに「自らの働きかけでチーム(複数名)のミーティングを仕切る=意見を引き出し活性化~合意形成する」演習を行うことで、職場実践のイメージを掴みます。 |
関係者を巻き込む 「業務遂行」のポイント |
【演習】業務の進め方が上手かった人の特徴とは(グループワーク) 1)事前講義:「組織の業務を主導・最適化する」ために必要な要素 【演習】業務遂行ケーススタディ1(インバスケット・案件処理演習) ※10数件~の未対応・未決案件を指定時間内に処理する(個人ワーク) 2)解説:業務遂行力について ①情報把握力:情報収集(業務の全体像・要素の把握)に必要な視点 ②問題解決力:問題の捉え方、解決策の考え方 ③参考:業務・タスクの優先順位の考え方 ④計画組織化力:資源を活かした施策の具体化、周囲を動かす指示・伝達 ⑤実行管理力:リスクの想定と対策の準備、進捗管理と軌道修正 ⑥組織における業務遂行の基本:PDCAサイクル 【演習】業務遂行ケーススタディ2(インバスケット・グループ討議演習) ※指定案件の最適な処理方法を検討~発表/フィードバック・ポイント解説 |
管理職として「限られた時間内で複数の未対応案件を自らの判断・発信によって処理する」…という、組織での業務遂行を体感する演習に取り組みます。
次に、関係者を巻き込みながら、自らの判断・発信によって組織の業務を推進していく「あるべき業務遂行」に必要な要素を1つ1つ確認していきます。 最後は、指定した重要案件のベストな処理・対応方法をグループ毎で改めて検討します。その後のフィードバックでは、業遂遂行の各要素に紐づけながら案件処理・対応のポイントを具体的に解説します。 |
まとめ | ※1日の振り返り、質疑応答/講師総括・激励コメント |
※お客様のニーズ・ご要望に応じて、以下のメニューの追加、または一部セッションとの差し替えが可能です。
ティーチング・・・後輩に対して業務のあるべき姿や基本ステップを伝え、即戦力化するための考え方・スキルを学びます。
ファシリテーション・・・目的に向けてメンバーの発言を引き出し、MTG・打ち合わせを仕切る能力を身に付けます。
業務の効率化・業務改善・・・「自職場の業務の質と成果の向上」に取り組む上で欠かせない基本的な考え方・スキルを学びます。
問題解決・・・職場や職場メンバーの問題を解決するための「問題解決のプロセス」について1つ1つのフェーズごとに学びを深めます。
ジョブクラフティング・・・仕事のやりがいを高めるため、どのように働き方を工夫するべきかを考えていただきます。
発想力・・・今までの考え方に縛られず、自由にアイディアを出すためのフレームを学びます。
コミュニケーションスタイル・・・個々のメンバーのスタイルに合った関わり方・指導について学びます。
アサーティブ・コミュニケーション・・・指導や交渉の場面で必要な「言い辛いことを伝えるためのスキル」を学びます。